2003/1/22 水曜日

Webマスターならぬ、eメールマスターの重要性

Filed under: eビジネス — 咲本 @ 4:39:53

『日刊「WEBのツボ」』に掲載
http://www.soho-union.com/

【○】本日のお題 「21世紀型商売戦略」(#007)  ━━
咲本@時計台ネット
▽ Webマスターならぬ、eメールマスターの重要性

今回はミミズの起業家精神(3)を書かせていただくのが自然な流れなのかもしれません。
私はeビジネスのコンサル・講演など頻繁にしていますが、敢えて本コラムではeビジネス以外のことを中心に語ってきました。でもその気になれば、eビジネスネタも書けますよという意味、&「ミミズの起業家精神(3)」が予想以上の長文・長時間を要することがわかり、原稿が間に合わないという理由も含めて、今回は違うお題にさせていただきます。

「ミミズの起業家精神(3)」は、次回必ず発表させていただきますね。

実は、表題に挙げているeメールマスターの重要性については、1999年の秋に某有名メーリングリストに私が投稿したことです。(随分前のことで恐縮です。)
投稿のきっかけは、Vmailサービスというオプトイン・メールサービスを立ち上げられるにあたって、私の考えを投稿したものです。
Vmailサービス→ http://www.vmail.ne.jp/

その当時発言した内容は、私自身がその後何度かパソコン故障による交換を経験してデータが手元には残っていませんが、記憶を辿ると以下のようになります。

Webマスターより、eメールマスターの方が社内的に重要。

  1. なぜなら、eメールマスターがお客さまとダイレクトに接する最前線であるから。Webサイトは一部例外を除き、誰に対しても同じものを見せるに過ぎないが、eメールは、千差万別なお客さまからの問いかけに柔軟に対応するコミュニケーションスキル、業務内容についての深い知識、お客さまに十分に満足して貰えるだけの提案力と提案出来るだけの権限、「ここだ!」というビジネスチャンスを逃さない営業力などが備わっている人材でないと不適格であるからです。
  2. オプトイン・メールサービスが一番儲かりそうなのは、サービスを利用してもらった企業に対して、メール配信後の対応についてのコンサルティングです。
  3. すなわち、メール配信についてのパーミションを得たお客さまとの、その後の関係性を深めていくためのeメール・コミュニケーションがとても重要であるにもかかわらず、そのノウハウを持っていない企業が多数存在するということです。
  4. この点を解決しないと、オプトイン・メールサービスを利用しても大した成果が出ないということになります。
  5. 今後、eメール・コピーライターという職業が必要となり、その需要が増える。アナログ・コピーライターとは全く違うスキルが必要であるからです。

こんな感じであったはずです。

ここで、特に問題となりますのは、eメールマスターの地位が、必ずしも高いものとなっていないという現状です。

営業・広報の最前線として、外部の方とダイレクトにコミュニケーションを取り交わし、関係性を深めていく立場であるのなら、eメールマスターには営業部長や広報部長と同等またはそれ以上の地位や責任、権限を与える必要があります。
責任と権限がない人材であれば、今後ますます増えていく一方であろうeメールをきっかけとした大きなビジネスチャンスも逃してしまうこととなるでしょう。
また、そういった意味で現在のeメール担当者に、大きな責任や権限を与えることが出来うる人材であるのかどうか、他にもっと適切な人材がいるのではないかということも検討課題となります。

みなさん、Webマスターの重要性についてはよくご理解になっていらっしゃるかと思いますが、それに勝るとも劣らずeメールマスターの社内的ポジションの見つめ直しと、適任者選定を今一度見つめ直してみられてはいかがでしょうか?

【プロフィール】
咲本 勝巳(さきもと かつみ)
1965年京都生まれ。eビジネス、組織化戦略、経営戦略、現代思想にとても高い関心を持つマーケティングのコンサル屋。

今回は珍しくeビジネス関連のコラムを書かせていただきました。
そんな私のeビジネス関連の講演を一度聴いてみようかという方がいらっしゃいましたら、下記のセミナーに是非お越しいただければ幸いです。
申込期限を過ぎましたが、「咲本から聞いた」と一言お申し出いただけますと、受理してもらえるはずです。

(財)京都産業21主催「Webサイト運営テクニックとセキュリティ講座」
http://www.joho-kyoto.or.jp/%7Ecenter/kiic/kousyu/tec.html

eメールマスターをどうするかを考えることは、人事の見つめ直しや、ひいては企業内部の「組織化」についての取り組みを見つめ直すことにも繋がっていきます。
考え実践せなあかんことはたくさんありまっせ!ということです。
「組織化」についてのお話を書き始めますと、またまた何回にもわたって書かなければならないことになるでしょうから、その代わりに参考になる本を1冊挙げておきます。

カール・E・ワイク『組織化の社会心理学』
(文真堂)

http://www.sakimoto.biz/
(ご意見・ご感想・ご提案お待ちいたしております)
(2003/01/22)

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