2003/9/23 火曜日

[実践編]地元での活動について

Filed under: コンサルティング — 咲本 @ 22:15:19

『日刊SOHOのツボ!』に掲載
http://www.soho-union.com/soho/

「SOHOコンサルタントのツボ」(#005)
咲本@時計台ネット

【○】本日のお題 [実践編]地元での活動について ━━

みなさん、こんにちは!咲本です。

今回は、仕事を獲得するために、地元でどのような活動をしていけば良いのかについてお話させていただきます。

▽ 「仕事」発想から「起業」発想への転換

コンサルタントになりたいという方であるなら、ある分野についての専門的知識をお持ちなのでしょう。

もし、その専門性を活かして仕事をしたいとだけお考えなのであれば、独立後、決してうまくはいきません。

ただ単に、ある専門分野の仕事をしたいというだけなのであれば「何を(WHAT)」売りたいのかということしか考えていないことになります。

WHATの部分を仕事として行いたいということだけではなく、「どのようにして(HOW)」を考え実践することが、独立してやっていくには不可欠となります。

つまり、あなたの持っている価値をどのようにして伝えるのかという点です。

現場の仕事を行う一流の専門家であると共に、経営として利益を生み出せる事業家の面も併せ持つ必要があるのです。

あなたは、プロフェッショナルな仕事を行う職人であると同時に、コンサルティングサービスの売れる仕組みを作り上げる「起業家」でなければなりません。

この起業家としての戦略を何も持たないまま、専門家としてのスキルに自信があるということだけで独立されましても、その価値を潜在顧客に伝える「HOW」が なければ、仕事が来ることなどありません。

挙句の果てには、世間には自分のような専門家を求めるニーズなど無いのだと勘違いしながら、廃業することにもなりかねません。

そこで、今回はHOWの一部に該当するであろう、地元での活動の方法を、私の経験をベースにお話させていただきます。

▽ 京都での私の活動

私は京都市内在住ですので、京都を事例としてお話いたしますが、きっとみなさんのいらっしゃる地域でも、多少はご参考になると思います。

代表例として京都商工会議所とのお付き合いについてご紹介いたします。

たまたま知人からのご紹介で、会議所のセミナー部門を運営されている京都能率協会のセミナーで講演をさせていただきました。

この部署の担当者の方とは、セミナーの後も、何度となくセミナー企画にお困りになった際のご相談を受けたり、ちょっとした専門用語などのご質問を受けたりと、コミュニケーションを取り続けさせていただきました。
全くプライベートでのお付き合いさえ行う関係にまでなっています。

その結果、ここ数年間毎年、セミナーシリーズの企画と講演を続けさせていただいています。

また、会議所内に3年前設立されました京都・ビジネスモデル推進センターとも設立前から懇意にさせていただいています。

このセンターが開催するイベントには、出来る限り出席させていただき、宴会の席などでも何度も同席させていただく中から、中小企業のコンサルティング依頼を、会議所の費用補助付きでいただきました。

そのほかにも、大きなビジネスフェアの企画・運営のお仕事もいただきました。

当初、会議所の会員にはなっていませんでしたが、入会する価値のある会議所に変えてしまおうと、知人と2人で、IT関連を中心とした若手が、ビジネスチャンスの可能性が拡がる組織を作るべく、1年がかりで活動をしました。

その結果として、会議所認可の組織が新しく立ち上がり、今後の展開が楽しみな状況となっています。

以上、ここ数年間の京都商工会議所のお付き合いだけに限りましても、これくらいの活動をしてきているということを認識していただければと思います。

それ以外にも、(財)京都産業21、京都府商工会連合会などの行政系機関とも親しくお付き合いさせていただいています。
お仕事もたくさんいただいています。

他府県のいくつかの諸機関とも、そのような関係を持っています。

民間の経営者を中心とした知人関係となりますと、多すぎて書きようがありません。

▽ 行政関連の団体とのお付き合いを重視する

仕事を得る経緯として、行政関連団体の方からのご紹介となれば、クライアントとの信頼性が、最初から違ってきます。

また、それらの団体関係者と懇意な関係が構築出来ていますと、講演を依頼してもらえる可能性も高くなります。
(講演については、第7回目のコラムで書かせていただきます。)

団体関係者と懇意な関係になれる機会としては、団体主催のセミナーや交流会などに参加し、ちょっとしたタイミングを見逃さず、その後のコミュニケーションを大事にする姿勢を持ち続ければ、いくらでもあるのではないかと思います。

更には、中小企業がコンサルティング依頼するには、コンサルティング料が高すぎて支払えないという際に、その都道府県にある中小企業支援センターの専門家派遣事業を活用すれば、1回の派遣費用の3分の2を、この機関が補助してくれます。

この場合、あなたが、その中小企業支援センターに登録されていないと利用出来ません。

専門家の募集は、中小企業事業団のホームページ内「支援情報ヘッドライン」を小まめにチェックしていますと、たまに募集されているのがわかります。
http://j-net21.jasmec.go.jp/headline/support.html

この専門家に登録していることにより、団体内担当者と懇意になるきっかけにもなるというところがミソです。

更には、まだあなたが独立したばかりのコンサルタントであるという立場であるところに、「財団法人○○支援センターの登録専門家」との肩書きを得ることによるメリットは大きいのではないでしょうか?

コンサルタントを含むいわゆる請負業を営み、地元で繁盛している会社の社長はとにかくよく動き回られ、イロイロな場でお見かけすることが多いです。

SOHOである以上、まずはあなたが地元だと考える地域からコンサルティング依頼が来るように、顔を売るための惜しみない活動をしてみてはいかがでしょうか?

次回は、今回のコラムと関連する事柄として、人脈作りについてお話させていたく予定です。

【プロフィール】
咲本 勝巳(さきもと かつみ)
1965年京都生まれ。京都在住。eビジネス、組織論、創業、ベンチャー、経営戦略、現代思想にとても高い関心を持つマーケティングのコンサル屋。

関西ベンチャー学会 理事 http://www.kansai-venture.org/
大阪市立大学・大学院創造都市研究科アントレプレナーシップ研究分野「創業アドヴァイザー」
http://www.gscc.osaka-cu.ac.jp/

10月1日に下記掲載の通り、関西ベンチャー学会でパネルディスカッションを行います。
会員以外の一般参加もオッケーです。
現役ベンチャーに有益なベンチャー学を考えていきたいと思います。
勿論メインは終了後の懇親会でのバトル!?
ご都合のお付きな方、ご参加お待ち申し上げております。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■関西ベンチャー学会10月例会のお知らせ
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【テーマ】 「ベンチャー学とはなにか」
【日 時】 10月1日 水曜日 午後6:30~8:00
【場 所】 大阪産業創造館6階 会議室E
【パネリスト】
早崎伊知郎(独立コンサルタント)
稲木俊一((有)プロスパー総合経営)
塩沢由典(大阪市立大学大学院教授)ほか
【司 会】咲本勝巳(マーケティング・コンサルタント)
(終了後、懇親会があります。実費負担)
【参加費】 会員 無料(懇親会費2000円は有料)
一般 1000円(懇親会費 2000円)
【申込方法】下記フォームにご記入の上、メール・FAXにて

1)お名前
2)会員番号(既存会員のみ。一般の方・新入会員は不要)
3)電話番号
4)メールアドレス
5)所属先
6)*下記のうちいずれかを選択
A:シンポジウムと懇親会の両方参加
B:シンポジウムのみ参加

をご記入の上、関西ベンチャー学会事務局・モロズミまで
mailto:info@kansai-venture.org またはFAX 06-6264-9889

【問い合せ】関西ベンチャー学会 事務局モロズミ 電話06-6264-9818
http://www.kansai-venture.org/

私のことはWebでガラス張り公開中→ http://www.sakimoto.biz/
mailto:sakimoto@tokeidai.net
(ご意見・ご感想・ご提案お待ちいたしております)
(2003/09/29)

2003/9/17 水曜日

パン屋さんのブランド構築(中編)

Filed under: マーケティング — 咲本 @ 23:23:17

『ビジネスにマーケティング☆を走らせよう!』に掲載
http://www.mankai.biz/

「パン屋さんのブランド構築(中編)」

マーケティング・コンサルタント  咲本 勝巳

みなさん、こんにちは!咲本です。

前回のコラムでは表題にあるパン屋さんのことをご紹介出来ないまま、終わってしまいました。今回こそ、取り上げさせていただきます。

なぜパン屋さんが事例なのかにつきましては、前回申しましたように、小さな会社を事例にした方が、具体的な取組みが見えやすいという点や、大きな企業だけが考える雲の上の話だとの誤解を生じにくいからです。

▼20代の女性が創業した高級パン屋さん

短大卒業後OLを経て23歳でパン屋さんを創業した女性が東京にいらっしゃいます。創業して4年目となる現在、一斤2600円もする最高級食パン700本を、なんと、ネットでたった3分で売り切ってしまうまでになっています。
しかも、注文殺到のため、注文後に商品が届くのに、2~3ヶ月待ちの状態となっているようです。

一斤2600円の食パンですよ!
現在27歳でOL経験を経ただけの方ですよ!

ネットでの注文が殺到するので、平日はその生産に専念せざるを得ず、土日しか開けないお店にも、常連さん達を中心とした口コミの拡がりがあって、遠方からでもパンを買い求めに来られるようです。

では、通常の食パンと比べて1ケタも価格が高いのにもかかわらず、なぜ、これほどまでに売れているのでしょうか?

それは、立ち上げ当初からブランド構築を意識して取組んでいることが、功を奏しているからです。

それをご紹介する前に、まずは、どんなパンを提供されているのか、その商品の特徴を見てみることにいたしましょう。

▼「ルセット」の提供する最高級食パンとは?

この経営者が最初に衝撃を受けたパンのイメージは、高校時代になにげなくパン屋でバイトしたことがきっかけとなっています。

よくある町のパン屋さんでは、菓子パンを100円~200円程度で販売するためには「こんな粗悪なものを人間が食べるとは信じられない」という材料で製造しないと、採算が合わないそうです。

彼女の立ち上げた「ルセット」という屋号のパン屋では、通常使用されるイースト菌による発酵ではなく、天然酵母を使ったパンを提供しています。

天然酵母でおいしいパンを作ろうとすると、発酵時間が余計にかかり、製造工程も複雑、その日の天候などによって焼き方も微妙に違ってくるという手間隙がかかってしまいます。

食材のこだわりにも、妥協を許さないものがあります。

ミネラルウォーターを使用、卵は昔ながらの平飼い有精自然卵、牛乳はジャージー種乳、バターは香りと風味が断然すぐれていると評価されている、原料のクリームに乳酸菌を加えて作る発酵バター、塩は自然海塩、喜界島で栽培したサトウキビ粗糖、国産小麦の代表ブランドである「ハルユタカ」を中心に100%北海道産小麦でブレンドされた強力粉、ラウデミオ・エキストラバージンオリーブオイルなど、これ以上の良い食材はないというものを、妥協せず使われています。

ここまでこだわることによって、販売価格がウン千円となってしまうわけなのですが、この食材選択の段階で、価格設定を先に決めた上での逆算によって、食材を妥協しようとしなかったことに、ブランド構築としての第一歩を感じます。

▼学ぶ先は業界以外

この創業者がOLとして過ごしたのは、高級ふとんで有名な会社です。
彼女は、高いふとんを売る会社のお客さんへの「ここまでするとは!」と不思議にも思える丁寧な接客に接します。

元々、彼女は「感性を重視するタイプ」であることも手伝って、店舗の立地や、店舗デザイン、接客などに、ひと際こだわられたようです。

店舗の立地は、最高級食パンを売るのにふさわしいであろう世田谷の三軒茶屋の隣町である三宿の通行量の多い道の裏道を選ばれました。
また、遠方からのお客さんが車を止めやすい立地でもありました。

このように、店舗を構える以上は、「なぜ、そこに出店し、そこでなければならないのか?」ということを明確に言える理由が必要です。

これは、たまたま後継ぎでお店を経営している方にも言えることです。
この場所でなくてはならない、マーケティング的な理由。。。
もし、それが言えなければ、他の適切な地に移転されるか、廃業された方がマシというものです。

一方、店舗の内装については、物件を紹介された不動産屋さんから、内装屋さんを紹介され、その業者にいくつかの提案をもらいつつ「私のイメージとは違う」という理由で、お断りされています。

その業者は、どうやらパン屋店舗デザインのトレンドに乗った提案をされたようですが、彼女は、全く新しい価値を世の中に出そうとされているが故に、そのようなものに、妥協されないわけです。

結局、既存パン屋のにありがちな、店内にトレーを並べてトングとトレーを持ってパンを選ぶスタイルではなく、最高級パンを提供するが故に、店内周囲にパンを並べるのは、ゴキブリの発生など衛生面で良くない点があるので、ケーキ屋のようにガラスケースに陳列して、店員がお客さんの接客をしながらトングで取る方式にされました。

また、レストランを参考に、ガラス越しに製造工程が見えるオープンキッチン方式を採用されました。

最終的には、お互いのセンスを分かり合えているインテリアコーディネータの幼馴染に発注されて、想い通りのものを実現されました。

これを採用する以上は、オーブンなどは勿論、細かな什器備品にまで安物イメージを感じないセレクションが必要であると共に、オープンキッチン内でのクレンリネス、例えば、ゴミの処理や業者から大量に納品されたダンボール箱の処理、スタッフの動き一つ一つなどにも十分な考慮が必要です。

少しでも、お客さんにガッカリされるところを見せるわけにはいかないわけで、逆に、それが見えなければ信頼感が大幅アップするというわけです。

接客については、OL時代の経験や、高級ブティックでのショッピングで自ら体験したことなどを元に従業員教育を行っていかれました。

こうやって、ひとつひとつ見ていきますと、既存のパン屋を全く参考にすることなく、業界以外から、様々なヒントを得ている彼女の姿がわかってくるかと思います。

このように、新しい価値を世の中に提供しようとする場合には、業界内をいくら見渡しても、参考となるヒントがないものなのです。
ヒントは必ず、外部にあるのです!

ニッチで勝負せざるを得ないであろう小規模資本での創業者には、特にこのような展開方法で成功した話をかみ締めていただきたいと思います。

▼ドラッカー流にまとめると

前回コラムの中心的話題とした「広告」について、このパン屋さんの取組みを申し上げますと、近所への新聞折込広告とポスティングを行われましたが、小さな反応があるにはあったが、狙った効果とは程遠い結果になってしまいました。

勿論、以後は広告宣伝費には、1円も費用をかけないでいらっしゃいます。

経営学者のドラッカーが、「起業家精神は、組織の外に始まり、組織の外に焦点を合わせる」と発言する意味を、一側面として具体化してわかりやすくするのであれば、このパン屋さんの取組みは、それを具体的に現しているといえるのではないかと思います。

事例として挙げさせていただいた話は、全て組織の外に焦点が向いているが故のものばかりです。

またまた、文章の容量を超えそうになってきましたので、同じお題でどうしても言い足りないことを、あともう1回書かせていただきます。

前回・今回のコラムからの知見だけでは、ブランド構築には至りませんので。
すんまへんどす。

■プロフィール
咲本 勝巳(さきもと かつみ)
eビジネス、組織論、経営戦略、創業、ベンチャー、現代思想にとても高い関心を持つマーケティングのコンサル屋。

大阪市立大学・大学院創造都市研究科アントレプレナーシップ研究分野「創業アドヴァイザー」
関西ベンチャー学会 理事
関西SOHOデジタルコンテンツ事業協同組合 理事

9月25日に、兵庫県滝野町という、私の住む京都のお隣の県であるにもかかわず、電車で何時間かかるかわからない遠方に講演でお邪魔します。
今回のパン屋ネタとかを筆頭に、最新のネタを炸裂させていただく予定です。
勿論、アンケートとか取っていただければ、前例のない好感触が出るレベルでしゃべる予定です。
アンケートでのシリーズもの講演評価では、誰にも負けたことがないと自負しています。

私についてご興味のある方は硝子張り公開→ http://www.sakimoto.biz/
(2003/09/17)

2003/9/15 月曜日

[実践編]独立のための準備

Filed under: コンサルティング — 咲本 @ 21:21:11

『日刊SOHOのツボ!』に掲載
http://www.soho-union.com/soho/

「SOHOコンサルタントのツボ」(#004)
咲本@時計台ネット

【○】本日のお題 [実践編]独立のための準備

みなさん、こんにちは!咲本です。

今回は、SOHOコンサルタントとして独立するために必要な準備についてお話させていただきます。
そんなこと、イロイロあるに決まっているだろうし、概ね察しがつくと言われるのもしれませんが、今回から[実践編]です。

誰にでもわかることを、改めてクドクドと言うつもりはありません。
教科書的な本で良く出来ているものとして、デブラ・クーンツ・トラベルソ著『スモールビジネスマネジメント』があります。
このような本で勉強されれば、それなりの知見が得ることが出来ると思います。

ちなみに、私はちょっと違った切り口から、申し上げようと思っています。

では、本論スタート!

▽ 成功体験をうかつに鵜呑みにはしない構え

日野 佳恵子氏の「クチ・コミュニティ」シリーズの著作が売れているらしい。
SOHO事業者としての成功体験になることは間違いない。

でも、あなたが、この本を読んで同じように成功出来るかというと、その可能性は、残念ながらゼロ。
あなたが今から同じように主婦を束ねて、同じような成功が出来るわけがない。第一、内緒ではあるが、美人度ひとつとってみても、日野氏と比較するというのは、酷である。
(過激な発言すぎるかもしれないが、こういったことは実際上、差が付き易い重要事項となってきます。実際に差がついても、これは私の責任でありません。)

私の言いたい本意は、成功体験をそのまま信じれば、痛い目に合うこと間違いなしということだけです。

▽ 人脈が重要であることを前提とした取り組み

SOHOコンサルタントとして事業を行っていくには、仕事の発生しそうな良質の人脈を構築していくことが、まず最初に要求されます。
この件については、第6回目のコラムでお話させていただきます。

そのような人脈があり、そこで高い評価を得ない限りは、「良い仕事」がまわってくることなど普通はあり得ないでしょう。

ここでは、そのあたりにまつわる細かい点について、いくつか指摘しておきましょう。

【名刺について】
この人はどんなことが強みで、どんなことを頼めば、ほかとは違ったクオリティの高い仕事を行ってもらえるのか、名刺を見て全くわからない方が意外に多いです。
駆け出しであるが故に、そんなことにはならない理解してもらいやすい名刺を用意される必要があります。
その場で100人に対して名刺交換をしても、自分については、名刺交換した全員が良いイメージで想起してもらうにはどうすれば良いのか、良く良く工夫をいたしましょう。

【交流会参加について】
昨今、異業種交流会に該当する集まりが乱立していますが、人脈形成のためには多数の方が集まる場に参加した方が良いかと思われがちです。
でも、数年間にわたっての代表者の動向がわかれば、その交流会に参加するメリットは、自ずと見えてきます。
代表が享受しているメリット以上のものは、一参加者としては得られない場合が通常です。

【自社Webサイトによる情報発信は当たり前】
表記の通りです。
詳しくは、第8回目のコラムでご説明いたします。

【社名・屋号について】
いい加減に付けられる方のほうが圧倒的に多いです。
でも、それによってデメリットのある場合も、たいへん多いのです。

筆者の先輩で、プロのバンドとして活動されていた方がいますが、そのバンド名は、TOPS「東京、大阪、パーでんねん、スペシャル」の略とのことでした。
ヒットするわけありません。
決して、同じノリで考えていると言われようのないネーミングを。

【事業計画書を書いてみよう】
一個人であるがゆえに、とても書きやすいはずです。
あなたは、どのような戦略によって、年間どれだけの収入が見込めるのか?
もし、目標に満たない売上しか見込めないのなら、目標に到達するためにはどんな仕掛けを必要とするのか?

そもそも、事業計画書を書いて、辻褄の合うようにするためには、不足しているところが必ずあるはずです。
そこを穴埋めするべく、どのように解決するのかを考えるために事業計画書を敢えて書くわけです。

勿論、これは、コンサルに書いてもらうものでも、書類としてのキレイさを誇るものでもなく、ご自身で書かれる中から、問題点を洗い出し、それを解決するための作戦を考えるために書くというものです。
(他人の力を借りることなど、もってのほかです。自力で書けない人は独立すること自体、間違った選択です。)

ちなみに、ご自身さえ理解できれば、他人に見てもらえるようなものでなくても全く問題ありません。

【プロフィール】
咲本 勝巳(さきもと かつみ)
1965年京都生まれ。京都在住。eビジネス、組織論、創業、ベンチャー、経営戦略、現代思想にとても高い関心を持つマーケティングのコンサル屋。

関西ベンチャー学会 理事 http://www.kansai-venture.org/
大阪市立大学・大学院創造都市研究科アントレプレナーシップ研究分野「創業アドヴァイザー」 http://www.gscc.osaka-cu.ac.jp/

9/25、10/1、10/10、10/21、11月も2本と、一般公開ではない講演の場ばかり。
こうなれば、「伝説の講演者」と聴いた方全てに認識してもらおう。
自信だけは人一倍あるので。

ちなみに、テーマはブランド論、ベンチャー論、eビジネス論、マーケティング論と多岐にわたっていながらも、全て私の専門分野。

私のことはWebでガラス張り公開中→ http://www.sakimoto.biz/
mailto:sakimoto@tokeidai.net
(ご意見・ご感想・ご提案お待ちいたしております)
(2003/09/15)

2003/9/1 月曜日

[基本編]キャラクターについて

Filed under: コンサルティング — 咲本 @ 21:28:37

『日刊SOHOのツボ!』に掲載
http://www.soho-union.com/soho/

「SOHOコンサルタントのツボ」(#003)
咲本@時計台ネット

【○】本日のお題 [基本編]キャラクターについて
みなさん、こんにちは!咲本です。
今回は、SOHOコンサルタントとしてやっていくためのキャラクターについてお話させていただきます。

▽ なぜ、キャラクターが大事であるのか?

それはまず、有名企業の看板で商売するのではなく、個人の顔で商売するからです。
例えば、ビジネス系交流会に参加して、たくさんの方と名刺交換をした時、あとになって強烈に記憶に残っている人と、全く思い出せない人があります。
前者に該当する方は、魅力的なキャラクターと共に記憶に刻まれます。

魅力的なキャラクターと共に自分自身を印象付け出来るかどうかは、今後のビジネス展開において、重要となってくる人脈作りに大きな影響を持ちます。

逆に、せっかく高いスキルを持っていたとしましても、魅力的なキャラクターを感じることの出来ない方は、人脈作りにはとても不利であるともいえます。

次に、講演や社内セミナー、研修、プレゼンテーションなどを行う場合、魅力的なキャラクターと共に伝えようとすることで、同じ内容をお話していても、聴いている人達への伝わり方や評価が全く違ってきます。

伝えようとする内容が、しっかりと伝わらない、あるいは高く評価してもらえないというのは、SOHOコンサルタントにとっては、致命的であります。

▽ 話す内容 VS.キャラクター

そうはいっても、読者の中にはキャラクター云々よりも、やはり話す内容の方が重要なのではないかと反論される方がいらっしゃるかもしれません。

でも、心理学者がコミュニケーションの伝わり方について調査した研究結果では、次のようになっています。

対面での伝わり方のうち、言葉の内容の占めるインパクトは、たったの7%。
それに対して、話し口調、抑揚、語調の強さ、言葉の使い方、沈黙など、声のトーンについてが38%。
身振り、手振り、姿勢、表情などボディランゲージにまつわる事柄が、なんと55%を占めます。

つまり、声のトーンやボディランゲージのような、その方のキャラクターとして表れる事柄が、コミュニケーションに占めるインパクトの93%にもなるというわけです。

この研究結果は、話す内容がいくら素晴らしくても、キャラクターをうまく表現出来ない方は、まともな評価が得られないということを立証するに十分なものでしょう。

更には、キャラクターを重視する姿勢は、言葉によって明確に語り切れない「暗黙知」の領域までも伝えようとすることなのです。
まさに「我々は、語ることができるより、多くのことを知ることができる」のです。

▽ キャラクターを殺してきた方々

長年サラリーマン生活をし続けますと、往々にして個人のキャラクターを押し殺してしまう習慣が染みついてしまっている場合があります。

そういったことに陥りやすい組織としては、減点方式で評価されるお役所関係や「命令←→お伺い」の上下関係をベースにした組織。
このような組織に所属していた方は、特に要注意です。

自分のキャラクターを出さない方が、減点評価を受けるリスクが減るとの認識がその方の本来持っているはずのキャラクターにフタをして閉じ込めてしまうことになっているというわけです。

このような状態のまま、SOHOコンサルタントとして独立されますと、たとえ組織に所属していた時に高い評価を得ていた方であっても、思っただけの評価をされることはないと認識しておいて下さい。

▽ 魅力的なキャラクターを作っていくためには?

では、魅力的なキャラクターを作っていくためには、どのような取組みを心掛けていけばよいのでしょうか?

これについては、魅力的なキャラクターといいましても10人10色なわけであるわけで、磨きをかけるための決まった方法があるわけではありません。

ですので、ちょっとしたヒントというレベルでご紹介したいと思います。

まずは、異業種交流会のような場に積極的に出向き、初めてお会いする方とのコミュニケーション力を磨くという方法。
参加されますと、次のようなやり方では、好印象で自分自身のことを記憶してもらえることにはならないことがわかっていただけると思います。
例えば、名刺交換しただけでほとんど会話がない・一方的に自分自身のことをアピールしようとする・名刺交換直後からの営業トーク・相手の話を聴こうとする姿勢が見受けられない・かしこまり過ぎている・笑顔がない・偉そうな印象‥‥

もうひとつ。私は経験したことがないながら、「コーチング」の勉強をする、あるいはそれを受けることで、今よりも更に魅力的なキャラクターを作っていくことに繋がるのではないかと考えます。
(お問合せ先:(株)コーチ・トゥエンティワン http://www.coach.co.jp/ )

以上、キャラクターについて考えてきましたが、SOHOコンサルタントとしてやっていくためには、その人の持つ知識や知恵、経験などが重要なこともさることながら、それ以上に魅力的なキャラクターを他人に感じてもらえる人なのかどうかという点が、今後の活動に大きく影響を及ぼしてくるのです。

【プロフィール】
咲本 勝巳(さきもと かつみ)
1965年京都生まれ。京都在住。eビジネス、組織論、創業、ベンチャー、経営戦略、現代思想にとても高い関心を持つマーケティングのコンサル屋。

関西ベンチャー学会 理事 http://www.kansai-venture.org/
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8月28日(木)講演後は、石川県奥能登の銘宿「さんなみ」に宿泊しました。
実は、せっかく能登にお越しになったからはと、おすすめの宿を特別に予約していただいてたのでした。
(通常は2人以上でないと宿泊不可)
旅館といえば全国共通メニュー、例えば、刺身の舟盛りなど、その地域を感じさせることのないところがほとんどですよね。
こちら「さんなみ」は、能登の伝統料理・郷土料理に徹底的にこだわられ、イカと岩塩だけで造った日本一おいしい二年熟成自家製「いしり」(魚醤)をはじめ、目の前にある港でその日あがった魚の郷土料理、野菜や米は全て自家製無農薬栽培のものを使用、ヒノキ製の露天風呂、ご主人との楽しい会話など、日々過ごしている時間の流れ方とは明らかに違う能登の地を堪能してしまいました。
食についての著作の多い東京農大教授小泉武夫氏が、ここの「いしり」をニュースステーションで紹介されたり、食についての造詣が深い国立民族学博物館館長の石毛直道氏が常連客であったり、食のジャーナリスト森枝卓士氏が、「さんなみ」の伝統料理を1冊の単行本として発行されたり・・・激しくうなずける。
最近、スローフードなる言葉が横行しているが、ここの料理は安易にそのようには表現したくないものであった。明らかにスローという枠組みで語られるものを超えている。
この銘宿「さんなみ」を事例にして、いずれブランド論のコラムを書こうと思っています。
書く予定のコラム配信先は→ http://www.mankai.biz/
銘宿「さんなみ」→ http://www.noto.ne.jp/sannami/

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(ご意見・ご感想・ご提案お待ちいたしております)
(2003/09/01)

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