Webブランド化、7つの問題点 その3
『ビジネスにマーケティング☆を走らせよう!』に掲載
http://www.mankai.biz/
「Webブランド化、7つの問題点 その3」
マーケティング・コンサルタント 咲本 勝巳
みなさん、こんにちは!咲本です。
ちょこっとご無沙汰となっています。
今回は、前回でお話いたしました「Webブランド化」についての問題点の第3弾をお送りいたします。
▼ 問題点4「各種お問い合わせ」
WEBサイトというのは、双方向性を特徴としているという、いわば当たり前の点を、しっかり活用されていない場合が、意外と多く見受けられます。
双方向性を代表するものとして、メール送信フォームを事例に見てみましょう。
まずは、ルイ・ヴィトン
http://www.vuitton.com/en/tools/contact.jhtml
ご覧の通り、なぜだかメッセージ記入欄しか存在しません。
氏名は?、メールアドレスは???、どうすればよいのでしょう???
とりあえず、一切がっさいの情報を、このウインドウ内に記述して、送信ボタンと思われる三角印を押せば良いのでしょうか???
実は、このウインドウ内にはメッセージだけを記入し、三角ボタンを押せば、次の画面上に、氏名やメールアドレス等々の個人情報記入欄が登場するのです。
でまた、次にどうなるのか不安を覚えながら三角ボタンを押しますと、「メールおおきに!」の表示と、どこの国の人なのかクリックして下さいとのご案内が登場します。
で、該当国をクリックしますと、やっとのことで、出来るだけ早めに返事しますと書かれた表示がなされます。
WEBとしてのブランドを考えた場合には、双方向性の代表選手たるメール送信フォームが、こんなに不安を書き立てるもので良いのでしょうかねえ。。。
https://wws.louisvuitton.com/web/html/yourquestions/contact.jsp?langue=ja_JP&buy=0&
では次に、シャネルの場合を見てみましょう。
http://www.chanel.com/nav/html/newframeset.php?zone_lang=ASIJP
eメールでの問い合わせをクリックしていただくとおわかりいただけるのですがメールソフトが起動する仕組みとなっています。
このやり方の問題点は、ユーザー側が使用されているメールソフトによっては、メールソフトが起動しない可能性があることです。
なぜ、普通にメール送信フォームを設置できないのでしょうかねえ???
どちらのWEBサイトも、FLASHを多用されていて、表現力豊かで、とっても美しい
ものに仕上がっているだけに、メール送信フォームの部分が、信じられないような弱点となっていて残念です。
ちなみに、メール送信フォームを設置する場合には、送信内容の確認画面を作っておかれることをおすすめします。
なぜなら、ネット通販の場合には、特定商取引法で注文内容確認画面を作るように、法律によって指示されており、メール送信フォームも、それに準ずるものだと思うからです。
▼ 問題点5「コミュニケーション」
これも、WEBという双方向性という性質にまつわる問題点です。
ご覧いただいたような全くダメなメール送信フォームを採用する時点で、ユーザーとのコミュニケーションを拒否しているも同然です。
例えば、「スターバックス」というキーワードで検索しますと、スターバックスジャパンがトップで引っかかってきます。
http://www.starbucks.co.jp/
で、このWEBサイト内をいくら探してみましても、メールアドレス表示もなく、メール送信フォームも見当たりません。
コミュニケーションを拒否するスターバックスの姿勢にがっかりしたユーザーは検索結果のページ内に存在する他のWEBサイト、
例えば、「スターバックスと新しいもの大好き 」
http://starbucks.exblog.jp/
あるいは、「スタバへ行こう」
http://www5a.biglobe.ne.jp/~coffee/starbucks.html
のような、個人運営のWEBサイトに、タムロすることとなります。
メール・コミュニケーションをしたいと思う、一部の熱烈なスタバ・ファンとコミュニケーションを取ろうとしないことで、口コミというかネットコミというべきかは別として、せっかくのスターバックス・エバンジェリストを味方として引き付けることに失敗されてます。
今は、「スタバ・ファン」であっても、このような方が、いったん裏切られた気分となった場合には、大きなダメージを与える行動に出る可能性があります。
ソロバンをはじいたら、このような濃いファンを、今後とも継続的にファンであり続けるためのインセンティブくらいは与えられてもよいかと思ってしまいます。
例えば、非売品のマグカップを進呈するとか。。。
でもねえ、組織が大きすぎて、メール送信フォームなんて、設定できないんだよ。
こんなご意見も出てきそうですね。
では、こんな悩みをどのように解決すればよいかと申しますと、カルチュア・コンビニエンス・クラブさん、つまりはツタヤWEBサイトが参考となります。
http://www.ccc.co.jp/quick/request.html
このように、1ページ内に分野別に整理して、クリックしてメール送信した結果が、個々の担当部署に送信されるようにしておけば、WEB担当者に余計な負担がかからずに済むのです。
次回のコラムは、このお題での最終回を書かせていただきます。
■プロフィール
咲本 勝巳(さきもと かつみ)
eビジネス、組織論、経営戦略、創業、ベンチャー、現代思想にとても高い関心を持つマーケティングのコンサル屋。
大阪市立大学・大学院創造都市研究科アントレプレナーシップ研究分野「創業ア
ドバイザー」 http://www.gscc.osaka-cu.ac.jp/
関西ベンチャー学会 理事 http://www.kansai-venture.org/
関西SOHOデジタルコンテンツ事業協同組合 理事
http://www.kansai-soho.or.jp/
7月21日開催の京都商工会議所で5年目のセミナーシリーズでの講演、お陰様で大好評でした。
ただし、「Web活用による販路開拓の進め方」と名乗ったシリーズであるにもかかわらず、WEB以外の話を満載という形で、意図的に参加者のイメージを裏切りました。
まあ、毎回のようにやっている手口なんですがね(笑)
今月だけで、新規コンサルティング案件が2社確定し、あともう1件がどうなるのかという状況です。
なぜ、急に案件が舞い込んだかというと、私のコンサル案件受注に動いて下さる「営業部長」さんのおかげです。
クライアントさんは、この方の話を無視できないという重みのある発言のできるポジションにいらっしゃるかたですので、推薦さえしていただければ、ほぼ自動的にクライアントとなっていただけます。
推薦いただいて、その企業さまとお会いさえすれば、咲本トークに深くご納得いただけて、ご契約いただけます。
ホント有り難い話です。
これも、ひとつのブランド戦略かもしれませんね。
私についてご興味のある方は硝子張り公開→ http://www.sakimoto.biz/
mailto:sakimoto@tokeidai.net
(2004/07/23)











